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    ♯91 ジェットの行き着く先は――改訂版

    • 2010.08.11 Wednesday
    • 22:54
    日本にとって終戦と共に忘れられないのが1985年8月12日に起こった日航ジャンボ機123便墜落事故です。web上なんかでは今年はあれから25年で節目の年とか言ってますがその表現は適切なのか? 
    僕は当時小学生で事故についてはハッキリとした記憶はないですが中継でのえぐられた尾根とバラバラになった機体の残骸だけは子供心に印象に残っています。こないだ深夜にテレビを付けていると遺族の方が慰霊登山をされている番組をたまたま見ました。近年では「クライマーズ・ハイ」や「沈まぬ太陽」が映画化され多くの人々(知らない世代にも)にこの事故の重大性を訴えかけているように思います。今後も決して風化させてはいけないことだと思います。

    ※旧ブログで航空機事故の本を読んだ感想を書きましたが今回、一部書きなおしてここに載せました。
    何故現在の科学をもってしても航空機事故が起こるのかなどを知りたかったのが契機でしたが想像を遥かに上回る内容にこれまで以上に関心を持ちました。
    __________________
    『ジェットの行き着く先は――』
    加藤寛一郎氏の
    「航空機事故50年史」という本を読んだ。これは著者のセレクトした1950年代半ば〜現代まで88の航空機事故、事例を簡潔であまり専門的(用語など)にならず発生原因と状況などがざっくりと紹介されている。88全てが大事故ではなく奇跡的に生還した例やあわや大惨事というものまで掲載されていて興味深く読むことができた。国内の事故ではあの有名な1985年8月12日「日航機123便・御巣鷹山の墜落」も紹介されているがこの事故は数々の書物で取り上げられているので目新しいことは書かれているわけではないが著者の鋭い切り口で2ページにまとめられていた。
    個人的には1966年に起こったボーイング727羽田沖の墜落 やこれも1966年のBOACのボーイング707 が富士山上空で乱気流によって空中分解して墜落した事故なんかを知って衝撃を受けた。旅客機ができてから50年、海外で起こった事故なんかもたくさんあって驚いたがそれでも全ての交通手段の中で確率的には安全な乗り物となっている。

    ここでの前期の事故1954〜1980年の旅客機の助走期というのが
    「旅客機が乗員の信頼を勝ち得た時代」といわれている一方で乗員の制御性への依存、オートパイロットへの過度の依存が惹き起こした事故が目立つ。
    事故るときは案外モロさを露呈してしまいなす術もなく墜落してしまう。この時代が読んでいていちばん『マッハの恐怖』を感じさせてくれた。
    航空事故はパイロットのミスで事故を起こすパターンと思わぬ出来事(気象条件、乱気流)や想定外の故障で墜落することも多く日々の対策と改善が積み重なって現代の第4世代機はほぼ完璧な機体だといわれているにも関わらず未だに事故は起こり続けている。
    つい最近でもエールフランス447便エアバスA330-200が大西洋上で空中分解して墜落した事故があった。エアバスは第4世代の代表格と云われ史上初のフライ・バイ・ワイヤー機だ。(電気信号で操縦・制御のすべてを行う機体) それでもパイロットの動作ミスで事故ってしまう。どんなに進化、発展しようと
    完璧というものは絶対にないということを痛感させられる。

    ありえないこととは例えばあの御巣鷹山の場合は後部の圧力隔壁の破壊(実際は謎のまま、真相は?)にともない垂直尾翼が破壊され油圧4系統が全て破壊してコントロール不能になった。だが航空機の場合は万一のアクシデントに備え2重3重まで対応できる設計になっている。油圧4系統のうち3系統ダメでも1つでも生き残れば助かるという風にハイドロプレッシャー・オールロスは絶対にありえんことらしい。 あのボイスレコーダーは涙なしには聞けないが以前ボイスレコーダー関連の動画を観ていたときニコ動にwとかの不謹慎なコメを書き込むヤツがいた。
    「オマエが堕ちろ!といいたい。 もちろんテメェひとりで・・・」
    航空事故は生還率が低くパイロットが生き残って原因を究明するのが困難などといわれているのでコックピットボイスレコーダーがあるらしい。

    ロボットアニメでよく戦闘機が撃墜されたときにパイロットがパラシュートで降りたり落ちた先が海だったので運良く助かりましたとかあるが実際は高度10000メートルからパラシュートで簡単に降りられるわけねえじゃねーか!と思う。(それこそエンジンに吸い込まれてバードストライク状態になるらしい) 海のほうが安全と思われがちだが時速何百キロの猛スピードで鉄の塊が海に突っ込めばどうなるか想像がつくと思う。海面は鉄板状態になっていて機体は凄まじい衝撃で木端微塵になる。
    いずれにしてもアニメのようにいくわけがない!!

    だからこそパイロットは少しのミスも許されないと思う。
    「アンカレッジ酔っ払い運転」なんてトンデモナイ事例まである。
    この場合は離陸の失敗だが離着陸はシラフでも難しいらしく離陸後高度数10メートルで急にストール(失速)して落ちたり着陸にしても1つのミスで平気で滑走路をオーバーランしたりする。 これは即大惨事につながっている。

    スー・シティの奇跡 という乗員のチームワークや技術・経験が物を言うもあった。
    これは日航機123便と似た事例なので必見! 追記 これはテレビ番組でも再現フィルムで紹介されていました。

    僕はこの本を読んで心から航空機事故が無くなってもらいたいという気持ちが大きくなった。
    航空機の事故や発展の歴史それと同時に関わる人々の情熱と努力、事故撲滅への願いがひしひしと伝わってきました。

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